あの有名人のアルバイトにまつわるさまざまな話をお送りするこのコーナー。毎回、下積み時代の隠れた努力や、おもしろいエピソードをお届けします。
おぎやはぎ ボケの小木博明(おぎひろあき・左)とツッコミの矢作兼(やはぎけん・右)のお笑いコンビ。共に東京都出身。高校時代の同級生同士で1995年にコンビ結成。メガネをトレードマークに、独特のスタイルの漫才やコントで幅広いファン層から支持を集めている。
公式HP「メゾン・ド・オギヤハギ

―― 今までどんなアルバイトを経験しましたか?

矢作

色々やりましたけど、半分くらいは人にいえない仕事だからなぁ(笑)。

小木

いえる仕事がいいですよね(笑)。

矢作兼(やはぎけん)
矢作

僕が初めてアルバイトをしたのは高校生の時で、ファミレスでウエーターをしました。
中学の同級生がそこで働いていて、ボーリング場に併設のファミレスでお客さんも多くないし楽だから、ということで誘われたんです。
そうやって友達が友達を呼んで、最終的にはその店で同級生が8人くらい働いていました。だから遅刻してもタイムカードを押しておいてもらえたりと、助かりましたね。

小木

僕はウイークリーマンションの管理人とか、レンタルビデオ屋の店員をしていました。
レンタルビデオ屋で働いていた時は、店番をしながらビデオを見放題だったので、映画をたくさん見られました。

―― アルバイトを選ぶとき、何を重視しますか?

矢作

やっぱり時給がいいことと、楽なこと。そして何より、時間の融通がきくことですね。
ライブやオーディションの仕事は、前日になって突然決まったりするんですよ。
そうすると「すみません、明日休みます」っていうのを聞いてもらえるところでないとやっていけませんよね。

小木

ほかの芸人も、これはみんな同じでしょうね。

―― 数あるアルバイト経験の中で、印象的なエピソードはありますか?

小木

この仕事を始めて3年くらい経った26歳の時から3~4年くらい、ある高級レストランの駐車場でアルバイトをしていました。
お客さんの鍵を預かって車を移動するんですが、高級レストランなので高級車が多かったんですね。
ある時、駐車場の奥の方の車を出すために、手前のジャガーを一旦外に移動したんです。
するとちょうどその移動中に、前の前の彼女にバッタリ会って。
彼女は僕がそのジャガーのオーナーだと思ったらしく、えらく驚いて、「小木君、相当がんばってるんだ」という顔をしていました。
僕も、制服のウインドブレーカーに付いている駐車場のマークを隠して、「おう」なんてあいさつして。
ジャガーを元の位置に戻さなければいけないのに、とりあえず走り出して、駐車場のまわりを一周しました。
彼女は、俺を捨てたことを悔やんでいる感じでしたよ。

小木博明(おぎひろあき)
矢作

駐車場に対抗するなら、僕は目白の駅前にある駐輪場でアルバイトをしていました(笑)。
シルバーセンターのようなところから派遣されるおじいちゃんばかりの職場で。
皆さん野球が大好きで、いつも僕に「投球フォームを見せてみろ」っていうんです。
やって見せると、必ず「体重のかけ方が間違っている」と注意されて、ボールもない状態で、何度も厳しく指導されました。
おじいちゃんたちは「これでボールの速さが10キロは変わってくるはずだ」と自信満々にいってましたが、実際に投げてみたら本当に速くなっていました。
なぜかこの頃のことが印象深いですね。

―― 最後に、アルバイト経験を振り返って感じること、役に立ったことなど聞かせてください。

小木

役に立ったことか…。僕はずっと外の仕事でしたから、寒さに強くなりましたね。

矢作

それ大して役に立ってねえよ(笑)。
僕はレンタカー屋でアルバイトしたり、大手の自動車メーカーで納車の仕事をしたり、トラックのドライバーなんかもちょっとしていたので、運転はかなりうまくなりましたよ。今でも自信があります。
あとは、振り返ってみると女の子がたくさんいる職場っていうのを経験したことがないので、かわいい娘が大勢いるところで働いてみたかったなぁ。

小木

そういえば、俺もそういう職場にあたったことがないな。
アルバイト先にかわいい娘がいるっていうのは、今思うとかなりうらやましいですね。

 
 
 

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