スターアルバイト烈伝
中村 優
中村 優
PROFILE
1987年5月13日生まれ。19歳。奈良県出身。
「ミスマガジン2005」審査員特別賞でブレイク。
2006年「第85回全国高校ラグビー大会」イメージキャラクター。
TBS系「王様のブランチ」ブランチリポーターレギュラーを務めるほか、レギュラーMCとしてTVK「saku saku」(月~金)などテレビでも活躍中。
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中村 優 個性的な店員さんに、興味津々!?
優ちゃんの「わくわく」アルバイト体験とは?あの有名人のアルバイトにまつわるさまざまな話をお送りするこのコーナー。 毎回、下積み時代の隠れた努力や、おもしろいエピソードをお届けします。 貴重なアルバイト体験!? どんなバイトをしてきたの?

 これまでに3ヵ所でバイトの経験があります。まず最初にやったアルバイトがマクドナルドです。それもカウンターじゃなくて厨房でハンバーガーを作る方でした。それから短期で「柿の葉寿司」を作る工場で働いて、最後は幼馴染みのご両親がやっているイタリアンレストランでウエートレスを半年くらいしました。

アルバイトを始めようと思ったきっかけは、姉がファミレスでバイトをしていて、自分で稼いだお金でお洋服とか買っているのが羨ましかったことです。それで母に相談したら、知り合いのおばちゃんがマクドナルドで働いてるから、そこでやってみたらって紹介してくれたんです。アルバイトといったら飲食店、というイメージがあったし、家から近かったので働くことに決めました。

初めてのアルバイト、どんな体験だった?

 厨房なので男の子が多かったんですよ。だんだんみんなと仲良くなれて凄く楽しかったです。20人くらいクルーがいたんですが、年齢がバラバラで若い人から40代の方までいました。自分と違う年代の人と仕事をするのが本当に楽しかったですね。

仕事以外でも、バイトが終わったあとにみんなでゴハンに行ったり、バイト仲間の送別会で盛り上がったり・・・。考えてみれば、生まれて初めて送別会を体験したのもバイト先ですね。アルバイトが生活の中心って言ったらおかしいですけど、それくらい生活の中で重要な位置を占めていましたね。

仕事自体も楽しかったです。作業に馴れてくると、またそれが面白くて、馴れすぎて隣の人とおしゃべりしちゃって、たまに怒られたりもしましたけど(笑)。

楽しいばかりでなく大変なこともありました。厨房の仕事だったので夏になると凄く暑かったし、油を使うので軽いやけどをしたり、体に匂いが付いたりして、それはけっこう辛かったですね。そのせいで気持ち悪くなったりしたんですけど、忙しいから抜けられないんですよ(笑)。

バイトに精を出しすぎて友達と遊ぶ時間が減って、辞めたいと思ったこともありましたけど、続けてたってことは、それほどでもなかったのかな(笑)。

職場の人間関係で苦労した? 印象に残った人はいる?

 たまに、この人合わないなあ、厳しいなあって思う人はいました。言い方がちょっとキツいなあって思ったり。でも、おしゃべりを注意されたとかなので、自分が悪いし当たり前なんですけどね(笑)。

基本的に人間関係は楽しい職場でしたよ。あんまりおしゃべり好きじゃなさそうな人とも積極的に話してました。わたしって割とそういう人には興味を持つんですよね。仕事を教えてもらったり、自分からけっこう話しかけちゃうんです。

それから、2つ年上の女性の先輩とも仲良くなりました。後からわかったことなんですけど、実は同じ中学だったんです。バイトで知り合って、おうちに遊びにいったり一緒にゴハン食べたり、ちょっと恋愛相談をしたりもしました。頼りになる人で、いまでもたまに「仕事をがんばってるよ!」ってメールを送るような関係です。

他に印象に残っている人といえば、普段全然しゃべらない24歳の内向的な人がいたんです。なんとその人、カラオケにいくとロックな曲ではじけるらしいんですよ!!(笑)。ウワサで聞いただけで実際には見ていないんですけど、あまりにもイメージと違って、ギャップあり過ぎでビックリしました。わたしは結局その人とは、仕事以外のことは話せなかったんですけど、そういういろんな人と出会えるのがアルバイトの魅力ですね。

地元の名産のアルバイト!? 「柿の葉寿司」の秘密を暴露!

 短期で冬の間だけ「柿の葉寿司」を作るバイトをしたことがあります。「柿の葉寿司」は奈良県の名産なんですけど、わたしの仕事は柿の葉にごはんとネタをひたすらくるむ作業でした。朝早くから夜遅くまで、かなり長時間働きましたね。

そこで働くおばちゃんたちがちょっと怖くて、アルバイトで初めて怖い経験をしましたね(笑)。ここは女性ばかりの職場だったので、やっぱりおしゃべりとかが楽しいんですよ。でもおばちゃんが怖いので、あんまりできないんですけど、たまに盛り上がっちゃったりすると、もちろん怒られます。「口動かしてないで手を動かせ」とか、「下手くそ!」とか怒られました。

そうすると段々、怒ってないときの顔も怖く見えちゃって(笑)。それで10人くらいいるおばちゃんの中から1、2人優しいおばちゃんを発見して、話しかけたりしていました。

このバイトは日給は良かったんですけど、食品を扱う仕事なので帽子を被って、白衣を着て、手を消毒してビニール手袋して……と、傍目にはちょっと怪しくても、衛生上そういう格好をしなくちゃいけなくて。わたしは肌が弱かったので、かぶれたり肌荒れしたりしちゃったんです。それからお酢の匂いがキツくて、たまに気持ち悪くなることもありました。なので、仲間から「来年もやろう」と誘われたんですけど、結局やりませんでした。

初めての接客はどんな体験?

 3つめのアルバイト先のイタリアンレストランは、幼馴染のおうちが経営していて、お母さんと食事に行った時に「人手が足りない」といわれて働くことになりました。30席くらいのお店でしたね。

人と接するのは苦手じゃないんですけど、「接客」が初めてで、うまく口が回らなかったり、初めてのレジに慌てたり、最初は大変でした。お釣りを渡している金額と、口で言っている金額が全然違ったりして(笑)。

そこは常連さんの多いお店で、おじさんの常連がけっこう話かけてくるんですよ。「オネエチャンかわいいね~」とかいわれて「いえいえいえ」って返事したり、オーダーの時に「いつものでいいか聞いてきて」と店長にいわれて、そのまま常連さんに聞いたら「あんた、いつものなんて知らないでしょ」ってからかわれたり、いろいろありました(笑)。そうやって、常連さんを覚えたり、逆に声をかけられたりするのが嬉しかったですね。

あと、そこの料理が凄く美味しかったので、なによりもまかないが楽しみでした!(笑)

アルバイトをして良かったと思う事は?

 「お金を稼ぐ」というイメージだとちょっと重いかもしれないけど、人生経験というか、友達を増やすためとか、そんな軽い気持ちで、楽しくバイトをすればいいと思います。

気の合う仲の良い人ばかりじゃなくて、あまり自分と合いそうにない人と接するのも、自分にとってプラスになると思うんです。人は見かけによらないと思いますし、見かけから想像もできない性格の人とか、年齢が違う人とか、いろんなタイプの人と接したり興味を持ったりするのはけっこう楽しいですよ。

それから、自分のためとはいえ「働いて稼ぐって大変なんだ!」とよく分かりました。そういう経験ができただけでも、アルバイトをしていて本当に良かったなあって思ってます。

バイトル情報局