渡部
僕は全然力がなくて、しかも学生時代は今よりも10キロくらい痩せてたんですけど、わざとキツい肉体労働系のアルバイトをやってたんですよ。どうしてかと言うと、見るからに力がなさそうなので、すごく楽な担当に配置されるんです。例えば引越し屋なら洗濯機や冷蔵庫とか重いものを運んだりする係じゃなくて、お皿なんかを延々と紙に包む係だったりとか、ビル解体の仕事だったら踊り場のタイルをただ剥がすだけの係だったりとか。キツい現場でもそういう楽な仕事もあるんですよ。そうすると肉体労働系の高い給料を稼ぎながらも、全然肉体を使わないで効率良く稼げるんです。だから力のない人ほど肉体労働系はオススメだと思うんですよね(笑)。
教材売りのアルバイトをしていた時は、中学生の子供がいる家に電話でアポをとって、そこに出向いて教材を売って初めて収入になるんです。一セット売れば20万近くの収入になるんですけど、実際に教材を売るまでは時給すら発生しないんです。結構シビアだけど、月に一セットでも二セットでも売れれば、あとは仕事をしなくてもいいわけですよ。
そんなアルバイトばかりしていたんで、時給800円とかの平均的なアルバイトはできませんでしたね。なにかしら刺激が欲しかったのと、能力給というのが魅力だったんです。そういうアルバイトだとすごく頑張れるんですよね。 |